いまでや 小山良太さん

千葉市に本社のある「いまでや」さんは、酒類の販売からワインの輸入、日本酒・本格焼酎の輸出業務、飲食店の経営と多岐にわたる事業を展開されているだけでなく、「酒育活動」と称して飲食店向けに試飲会や生産者セミナーなどを開催し、お客様である飲み手へ、造り手の熱い思いを正しく伝えて貰うための活動も積極的に行っておられます。

今回登場していただくのは、飲食店へのワインの提案から海外でのワイン買付など、ワインに関すること全般を担当されている業務営業部ワインチーム・ゼネラルマネージャーの小山良太さんです。小山さんは元々アパレル業界で働いた後、縁あって酒の業界へ。まずはそのあたりから伺うと、「元々、酒は大嫌いだったんです。」と意外な展開。15年ほど前いまでやへ入社後、倉庫整理から配達、店舗とあらゆる部署を経験するうちに親しいお客様が出来て、営業をするようになったとのこと。その後、業務を通じてワインの奥深さに関心を持ち、ワインの魅力に引き込まれていったそうです。そしてワインを専門に扱うワインチームの立ち上げに参画。「ワインチーム立ち上げ当時、ワインの知識に飛び抜けた存在があったのではなく、皆で協力して0から立ち上げました。それが今でもチームいまでやのチームワークの良さ、結束力に繋がっています。」今ではお得意先の飲食店からの信頼も厚く、ワインチームのリーダーとして活躍されています。
いまでやさんでは、ワインチームの立ち上げから日本ワインにも積極的に取り組み始め、取り扱いをするに当たっては必ず産地と生産者を訪ねるのだそうです。近隣の産地から始め、関西は一番最後だったので、丹波ワインとの出会いは◎年前。「丹波ワインさんは、特に近年の味わいの良さが際だっていると思います。丹波さんと言えばピノ・ブラン、ピノ・ノワールのイメージがありますが、カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー2012を飲んだ時、特にそう思いました。」今回、2012ヴィンテージは完売しているので2013を試飲。
「2012に比べて2013は難しい年であるのに(丹波では9月400mlの降水があった)、果実味がしっかりあり、上品でポテンシャルが高いですね。今後もっと良くなると思うので楽しみですね。」また、「海外のワインのような濃さはないですが、味がしっかりしているので、えぐみのあるような根菜系にぴったり。優しいボルドーブレンドで控えめだけれど、懐が深いので肉にも十分合わせられます。肩の力が抜けてバランスが良い。このバランスの良さは日本ワイン全体の中でも、そうは無いと思います。」と嬉しいお言葉をいただきました。

いまでやさんは造り手と飲み手を繋ぐ活動として、毎年千葉公園で「秋空日本酒バル」、「青空ワインバル」といった来場者数3000名を誇るイベントも開催しておられます。世界へ向けた日本の酒文化の発信から、地元に根ざした活動までお酒を通じた楽しみを伝える伝道師のような存在なのです。
今後は千葉駅ナカ、銀座6丁目にも出店が決まっており、益々の活躍が期待されます。

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いまでや
◇営業時間:月~土曜10:00~20:00  日曜10:00~19:00
◇定休日:水曜日
◇所在地: 千葉市中央区仁戸名町714-4
◇TEL.043-264-1439 FAX.043-264-1239
Webサイト http://www.imadeya.co.jp/shops/

このお店が推薦する丹波ワイン

丹波鳥居野カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー
タイプ:赤ワイン
味わい:ミディアムボディ
容量:750ml
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

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