ワインの保存方法

第五回目のワインのコラムはワインの保存方法についてお話させていただきます。

いただきもののワインがあるのだがどうやって保存したら良いのか?
ワインセラーがないのですぐ飲まないといけないのか?
などなどワインを保存する方法がよくわからないといった声を聞くことがあります。
今回はセラーがなくてワインの保存ってどうしたらいいの?というお悩みにお応えします!

【夏場の場合】
冷蔵庫であれば新聞を何重にも巻いて野菜室がベターです。その際さらにボトル口の部分をラップで密封し輪ゴムで止めると、コルクの乾燥を軽減してくれます。(コルクが乾燥すると瓶とコルクの間から液漏れや空気の出入りが生じます)
暑いのでついつい冷蔵庫に入れっぱなしになりがちですが、長期間の10℃以下の保存はワイン中の酒石酸が結晶化してガラス片のようなものが瓶の底にたまりやすくなります。酒石酸はワインの酸の天然成分なので飲んでも影響はないのですが、「シャリシャリ」した食感と結晶化することによる酸の低下で味は本来のものとは異なってきますので要注意です。時折注意して見てあげてください。
冷蔵庫も小さくて入らない…という方は、一戸建てであれば床下収納においておきます。こちらも新聞紙やラップを駆使して保管してください。ただし、あまり長期間の保管はおすすめしません。なんといっても日本の夏は暑いですから。

【冬場の場合】
あまり注意しなくても良いですが、昼間は暖房で暖かく、夜は極寒になるような部屋へは放置しないでください。温度差がワインの酒質には一番大敵ですから。
一定の温度が保てる冷蔵庫の野菜室や床下収納や押し入れなどにコルクを乾燥させないように保管をお願いします。

万が一温度差などによってコルクからワインの液漏れが起こった場合、慌てる必要はありませんが、できるだけ早めにお飲みになることをオススメします。

なお白ワインを冷やして飲む場合は、冷蔵庫には1〜2日前から入れておくか、氷水に飲む15分前からつけておくときっちり冷えます。あまりにも暑い時はワインに氷を入れてもロックでも美味しいですよ。

開栓した後の飲み残しのワインの保管は、冷蔵庫で2,3日といったところでしょうか。
それ以上の期間はどんどん味が変わっていくのであまりオススメはしませんが、飲みきれなかったワインは料理用としてソースなどに残さず使って下さい。

最近は便利なグッズが色々出てきております。
以前はボトル中の空気を強制的に抜くバキュンバンというポンプのようなものが主流でしたが、最近では蓋をするだけでワインの酸化をおくらせてくれるアンチオックスというものまで出てきていますので活用するのも手です。

ちなみに丹波ワインでは樽熟成庫やセラーの定温倉庫は20〜25℃に設定し、年中通して一定の温度を保つようにしています。

文:黒井
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