テイスティング

テイスティング

ワイナリースタッフの役得、それは誰よりも先にテイスティングができること。
瓶熟成中のワインですが、リリースするまでの間に定期的にセラーから取り出してワインの状態を確認します。

今回は5種類。
白は先月末にボトリングしたばかりの丹波鳥居野ソーヴィニヨン・ブラン2017、丹波鳥居野ピノ・グリ2017。
ピノ・グリは2016がファーストヴィンテージで数時間のスキンコンタクトを行い、圧搾しましたが、2017年はスキンコンタクトを数日間行い、色合いもしっかりオレンジ色まで抽出しました。ソーヴィニヨン・ブランは品種の個性がしっかり出ていて、穏やかな余韻があり、バランスが最高です。個人的には今までで一番美味しいソーヴィニヨン・ブラン。

赤は長野産サンジョベーゼ2016、亀岡産メルロー2016、丹波鳥居野カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー2016。
長野産サンジョベーゼは初めてのスティル赤ワインとして試験的に醸造してみました。色はやや薄めですが、いちご様の香りと軽やかな酸味、タンニンが印象的です。
亀岡産メルローも初めての醸造ですが、丹波鳥居野カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー同様、まだ本来の果実味のポテンシャルを発揮していない様子。もう少し瓶熟成してタンニンや酸味を落ち着かせたらグンと良くなる予感。

亀岡産メルロー、丹波鳥居野カベルネ・ソーヴィニヨン&メルローは発売未定ですが、残りは5月以降のリリースを予定しています。お楽しみに!

文:黒井

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