Japon-BAILEY A

樽

その名も「Japon-BAILEY A」

スペインはオーク樽メーカー「マグレニャン社」が日本のマスカット・ベーリーAの酒質にあう樽として開発された専用樽です。
丹波ワインでは3年前からこの樽を試験的にマスカット・ベーリーAの樽熟成に使用し、旧来の樽とブレンドしながらワインに仕上げています。
マスカット・ベーリーAは海外の赤品種と比べてタンニンや凝縮感が少なく、フルーティーな果実味と軽快な酸味が特徴のぶどう。この「Japon-BAILEY A」はそのフルーティーさを活かしながら酸味を穏やかにし、樽からのタンニン分を少し加えてくれてるようです。
ワイン専用品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローのようにがっしりした表現にはなりませんが、軽快ながらもでじわじわとしっかりした印象を残してくれるマスカット・ベーリーA樽熟成。
是非一度お試しください。

マスカット・ベーリーA 樽熟成 2016 720ml

マスカット・ベーリーA 樽熟成 2016 720ml

マスカットベーリーA種を樽熟成しました。穏やかな果実香と樽香がバランス良く、上品な酸味が全体を引き締め、全ての要素が出過ぎることなく、ミディアムライトボディの赤ワインに仕上げています。塩胡椒でシンプルに調理した肉料理や鶏肉のトマト煮、赤身魚の煮つけなどと合います。

1600円(税別)


基本情報

  • 葡萄収穫年 2016年
  • 醸造本数  3500本
  • タイプ   赤ワイン
  • 味わい   ミディアムボディ
  • 容 量   720ml
  • 葡萄品種  マスカット・ベーリーA
  • 葡萄産地  山梨
  • アルコール 10%

テイスティングコメント

明るい少し紫がかった赤。清澄度・輝き良好で粘性はやや控えめ。
香り ボリュームは中程度。品種香であるストロベリーやキャンディー香は控えめで、穏やかな樽由来のヴァニラ香やトースト香が調和して心地よい。
酸はやや強めで活力があり果実味は豊か。タンニンは穏やかで滑らか。存在感のある果実味に優しいタンニンが寄り添うミディアム・ライトの辛口。フィニッシュはすっきりしていて短め。
総評 フルーツソースでいただくローストチキンや、鶏肉のトマト煮。赤身魚の煮つけなどと。

文:衛

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