ピノ・ノワールの着色

ピノ・ノワール

今年も地面に反射シートを敷きました。
太陽光の照り返しを利用し、ピノ・ノワールの房の下部にも紫外線を当て、できるだけ着色をよくする仕掛けです。

日射量は少なくないエリアですが、雨量も少なくありません。
特にピノ・ノワールは皮が薄く、ワインへのアントシアニンの抽出が少ないため、この品種だけ特設反射シートを設置します。

ピノ・ノワール

本日は営業スタッフも加わり合計4名での作業。
1名で行うと半日はかかる作業が2時間ほどで施設完了。

が、上からは太陽サンサン、下からも反射光サンサン。

日サロ?
というくらいこんがり焼けていきます。

staff

これからは反射光を房全体に当てるため、人の手で房をちょっとずつ回していきます。
来月早々には収穫予定のピノ・ノワール。
今からすでに楽しみです!

丹波鳥居野ピノ・ノワール 2014

丹波鳥居野ピノ・ノワール
自社農園産ピノノワール種を仏産小樽で熟成。果実香と樽熟香が調和した、本種独特のふくよかな味わいが楽しめるワイン。 ピノノワール種を日本で栽培しているワイナリーが少なく、丹波ワインがこだわりと情熱を持って丁寧に貴重な逸品に育て上げました。
3500円(税別)
※残りわずか!

基本情報

  • 葡萄収穫年 2014年
  • 醸造本数  1600本
  • タイプ   赤ワイン
  • 味わい   ミディアムボディ
  • 容 量   720ml
  • 葡萄品種  ピノ ノワール100%
  • 葡萄産地  京都府京丹波町
  • アルコール 12%

テイスティングコメント

淡いオレンジがかった透明感のあるルビー色で粘性は中程度。
香り ほのかな樽香とフランボワーズやイチゴキャンディーのような甘酸っぱい香りが沸きたつ。グラスを回すと樽の香りがはっきりと主張しはじめるが、心地よい香り。微かにミントなどハーブの香りもする。
インパクトのある酸味とまだ若々しさの残るタンニンが印象的。果実味は控えめであるが熟成とともに酸味とタンニンが落ち着いたらますますバランスが良くなる予感を思わせる。ライトミディアムボディの赤ワイン。
総評 まだ若さが十分あるので、グラスの中でどんどん変化が楽しめるピノノワール。赤い果実を使ったソースの鴨肉のソテーやニンニクや生姜をきかせたカツオのたたきなどに良くあう。

文:黒井

ピノ・ノワール