丹波「食」フェスタ2009大盛況!

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秋晴れの丹波路。2009年9月19日~20日の2日間に渡り、丹波「食」フェスタ2009が開催されました。主催はNPO法人同志社大学産官学連携支援ネットワークの京丹波プロジェクト。3年前から様々な京丹波に関するイベントを行ってきましたが、今回は3年目ということで、その集大成であります!
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オープニングは名物、丹波八坂太鼓。京都祇園の八坂神社の分社である尾長野八坂神社から、太鼓をたたいていただきました。無病息災、五穀豊穣!
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3年前にもぽーく大学として行った京丹波の豚肉の解体ショー。岸本氏の豚の枝肉を使い、平壌亭の日置氏により部位や豚肉について勉強しながら解体していきます。
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そして今回のメインイベントであるプロの料理人により高校生への料理講座。初日は京都吉兆の松花堂店より村上店長に来ていただき、出汁の取り方を学んでいきます。そして出来上がった出汁とお弁当をセットにして限定200食分をお客様へ食べていただきました。実はこのお弁当、仕込みは前日の朝から始まります。地元の野菜と鶏を使い、出汁をとり、下ごしらえをしていきます。そして翌日に椀の出汁をとり、完成。topの画像はそのお弁当です。先着200名様に材料費500円分だけ支払っていただき召し上がっていただきました。昆布とかつおを使って最初から出汁をとるなんて家ではなかなかできません。粉末の出汁になれている小学生などは、「おいしい~」と連呼。この椀の味をしめて、家ではお母さんの手作り出汁を食べなくなったりして…。
教えてもらったのは地元の須知高校と三重県多気町にある相可高校の高校生それぞれ4名ずつ、合計8名。プロの指導をビシビシ受け、テキパキ…、とはいかないにしても一生懸命お手伝いです。地元須知高校は実は食品科のある高校で、普段は丹波ワインを使ったシャーベットも作っていただいています。一方、相可高校はクラブで高校生がレストランを運営する非常に面白い高校なのです。「まごの店」という名でも全国的にも有名で、土日だけの営業で開店と同時にすぐに満席になる盛況ぶりだとか。
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ちょっとお弁当でお腹が満足したところで、地元のミュージシャンの「来人喜人(キトキト)」さんによるライブ演奏。美しい声に心が和みます。
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今回のイベントのテーマが「食」ということもあって、出店していただいたブースもこだわり店ばかり。地元八木から男前豆腐のからし豆腐。亀岡で養鶏を営む竹とりの鶏の炭火焼き。和知のスイーツで菓歩菓歩さん、京都丹波食彩の工房から新鮮な牛乳とヨーグルト、瑞穂からは手打ち蕎麦、須知高校の手作りソーセージやアイスクリーム、瑞穂の鶏卵、大崎農園からは新鮮な野菜などなど、美味しくて食べきれないお店ばかりです。我々丹波ワインは工房で作った地元豚を使ったフランクフルト。生肉を使用しているので非常にジューシー!何度も買いに来られるお客様がいらっしゃいました。
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そして夕方からは体験コーナー。手打ち蕎麦、手作りソーセージ、手焼きパン。お子様連れで家族揃って手作りで美味しさをかみしめ、味わっていただきました。中でもsweet-colisの樹山さんによる手焼きパンは生地が非常にフカフカで、炭火で焼いたパンに、同じく炭火で焼いたフランクフルトを挟んで贅沢な逸品に。美味しさ満天です!
その後は生産者や多気町の方々を交えてシンポジウム。田舎が元気で面白くなるためには「ある」ものを使って知恵を絞って他にはないものを作り上げていく努力が必要であるということが話し合われました。どうしても人間、無いものねだりで他から持ってきたものを新しいと感じたりしがちですが、「ある」ものを工夫をこらして時代とともに新しくしていくことが、今の京丹波には必要なことなのです。
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翌日も好天に恵まれ、メインイベントである料理講座はフレンチの渡辺彰シェフによるもの。京丹波の豚肉を使って、ランチボックスが出来上がりました。高校生も厨房でランチボックスの下ごしらえに余念がありません。
そして夕方には再び体験を行い、スイーツの菓歩菓歩さんによる講座を行いました。
2日間に渡り始めて行った丹波「食」フェスタ2009。ご来場いただいた皆様、有り難うございます。
また来年もお楽しみに~!
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