最初のワインの選び方

第三回目のワインのコラムは「ワインの選び方」を取り上げたいと思います。
ワインの選び方は人、場所、料理、気候、品種など、実に様々で、こういったものがワイン選びを難しくしていたり、ワインそのものが何だか分かりにくくしている要素の1つといえます。
ワインの選び方については色んな方法がありますので、何回かに分けてコラムで取り上げていきたいと思います。
今回は「一番最初に買うならどのワイン?」と題して書いてみたいと思います。
いきなりですが、初めてワインを飲まれる方には国産ワインをオススメします。
別に丹波ワインでなくてもかまいません(丹波ワインであったら嬉しいですケド…)
中でもデラウェアやマスカット・ベーリーA、マスカット、巨峰といったようなぶどう品種の名前に聞き覚えのあるものが良いです。
上記品種はたとえ辛口であっても香りに少し甘みと果実味を感じる品種ですので、比較的飲みやすいワインに仕上がっているものが多いです。海外の方にはフォクシーフレーバーといって嫌われがちな香りですが、こと日本人にとっては慣れ親しんだ「ぶどう」の香りなので多くの方は問題ないと思います。
・デラウェア 2014 720ml
・マスカット・ベーリーA 2015 720ml
最初に国産ワインを選ぶ理由としては
・誰が作ったワインかわかる
・ワインの味が食べたことのあるぶどう品種であれば何となく想像できる
・名前を覚えやすい
・気になったらワイナリーへも行きやすい(海外と比べて)
聞き覚えのある品種のワインを購入されたら、まず好きか嫌いかで判断して下さい。
酸味がきつい、苦い、甘すぎる、香りが、渋みが、フルーティーさが…
などなど、好き嫌いの箇所は色々あると思いますが、そのワインのどういうところが好きか、嫌いかをはっきりさせておくことが非常に大切です。
パーフェクトに好きなワインに最初から当たれば良いのですが、実際はなかなかそんな上手いこといきません。
次回購入される際に、「もっとフルーティーなワインは?」「もっと渋みの強いものは?」「酸味の弱いものは?」などなど、最初に購入したワインを覚えておいて、それに較べて2回目のワインはというような楽しみ方をしていって下さい。
そうすれば自ずとワイン知識の幅と体験が広がり、より確実に自分の好みのワインに出会う確率が上がります。
大事なことは好きも嫌いも楽しむこと、です。
文:黒井
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