京丹後産サペラヴィの液引き

今週はじめに仕込んだ契約農家の藤原さんのサペラヴィ。
3日間の醸しを経て、ヴィニマティックタンク(回転)よりぶどうの果汁と皮と種を取り出します。

わずか3日ですがすでに色濃く、皮の色を見てもまだまだ色素が残っているような感じです。
タンニン分は少ないのですが、山ぶどうに近い土の香りとかすかに柑橘系の香りも仕込み場に広がります。

今年の収量は7t。昨年より若干少なめですが、品質は上々。
少し果実感を残した珍しい赤のスパークリングワインに仕上げていきます。
2018年ビンテージはワイナリーショップやオンラインショップでも販売中です。

京丹後産サペラヴィスパークリング 2018 750ml

京都丹後の藤原氏が栽培したジョージア原産のサペラヴィという品種を100%使用しています。ぶどう本来の複雑味や果実味がバランス良く、酸味の綺麗な品種の特徴が良く現れています。赤でありながら軽快なスパークリングワインに仕上げています。
750ml・赤・中口・発泡性・2420円 
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基本情報

  • 葡萄収穫年 2018年
  • 醸造本数  7000本
  • タイプ   赤ワイン
  • 味わい   中口・発泡性
  • 容 量   750ml
  • 葡萄品種  サペラヴィ
  • 葡萄産地  京都府京丹後市
  • アルコール 11%

テイスティングコメント

やや濃い目だが透明感のある明るいルビー色。しっかりした泡立ちもある。粘度は中程度のミディアムボディーを思わせる。
香り 「ザ・葡萄」と思えるような生食用葡萄の香り、キャンディーのニュアンスやシナモンやニッキそして漢方薬のようなスパイシーさが特徴。少しすればフランボワーズのような赤系ベリーの香りも広がる。全体的にはフレッシュな果実の香りとスパイシーなエピスの香りが心地よく香ります。
口に含んだ瞬間からの泡の爽快感が心地よく、色合いから想像するタンニン殆ど無く、目を閉じて飲めば「キールロワイヤル」のような味わい。またやや強めの酸味も味わいを引き締め、アフターに残る甘味と相乗し、幅広くの料理との相性が想像を掻き立てます。
総評 スパークリングワインですので乾杯には最適、又そのまま前菜から広がる色々な料理にも合わせやすく、とっても使い勝手の良いワイン。特に鴨肉の燻製やハムのアスピック、そして家庭料理の定番ハンバーグなどにもとっても良く合います。