ワイン好きか?日本酒好きか?

丹波ワインではスタッフのキャリア・スキルアップを目的に、資格取得などに要する費用に対し補助制度を設けております。
昨年はソムリエ試験に2名のスタッフが合格しました。
今年は何名のソムリエ試験合格者が?と思いきや、日本酒の試験である「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」の試験に3名が合格しました。

「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」とは、一般社団法人日本ソムリエ協会が認定する日本酒と焼酎の資格です。日本の歴史や文化的な背景から、原料や製法などを含む幅広い知識が要される試験です。

そもそもSAKE DIPLOMAが誕生した背景としては、2013年に日本の伝統的な食文化「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界的に日本酒の需要が拡大したことが挙げられます。日本酒や焼酎に関する深い知識を持つ人材を育て、日本の食文化をさらに普及させるため、2017年にSAKE DIPLOMAが発足しました。
一見ワインとは全く異なる領域と思われがちですが、往々にしてワインとクロスオーバーする試験内容で、実際に海外レストランなどでは白ワインのように日本酒が楽しまれており、以前は「SAKE」という日本語しか知らなかったかたが、今では「Yamada nishiki」や「Tan rei」という日本語を使うほど国酒が浸透している国もあり、英語版の試験である「SAKE DIPLOMA International」も開催されているほどワイン伝統国へも日本酒文化が浸透しています。

SAKE DIPLOMA試験では日本酒の歴史や製造方法、生産地の特徴や料理との相性、テイスティングや論述など、優れたサービスを提供するために必要な知識が問われます。また、日本酒だけでなく焼酎についても歴史や製造方法、料理との相性などの知識が必要な試験です。因みに平均合格率は約40%、同じ日本酒の資格である「利き酒師」は約80%で、その難関さも今回合格したスタッフ3名の魂を揺さぶったようです。
テイスクテングの練習に多くの日本酒を飲んだ3名のスタッフ。ようやく本業のワインライフに戻れそうです。

丹波ワインに併設するワイナリーショップでは、日本酒好きのソムリエスタッフが年末年始にオススメのワインや和食と合うワインなどもご提案させて頂きます。
また、限定品ですが丹波ワインのワイン熟成樽を使って造られた日本酒も一部取り扱っております。
皆さまのご来店お待ちしております。