樽出しワイン

年の瀬ですが、蔵内では年明けからボトリング予定の樽熟成ワインをアッサンブラージュしております。
アッサンブラージュとはブレンドのことですが、品種ごとに樽熟成していたものを、1つのタンクにブレンドしていきます。
樽ごとに熟成度合いや品質の違いをチェックしながら最高の味わいになるようブレンド比率を考えてブレンドします。

今回はすめらぎ(赤)ですので、メルロー、ブラッククイーン、マスカット・ベーリーAなど複数品種を使用。
ワインを出し終わった空樽はお湯で洗浄し、樽の中に溜まっている澱や酒石などを洗い流し、再び新しいビンテージのワインをいれますが、一部使用しない樽は次回使用するまで水を張って保管しておきます。水を充満させておかないと乾燥して木が収縮し、隙間ができてしまうためです。
すめらぎ(赤)は樽熟成を経て、更に瓶熟成を重ねていきます。皆様のお手元にお届けできるまでは今しばらく時間がかかりそうです。
現在は昨年アッサンブラージュしたものをリリース中です。
ぜひお楽しみください。

すめらぎ-皇-(赤) 750ml

日本の和食材との相性を追求して醸造しました。渋みは控えめで、果実香と酸味がバランス良く、上品な樽香で全体を引き締めています。きんぴら牛蒡や赤身魚の煮つけや赤身魚のお造りなど、醤油ベースの料理と非常に相性が良いです。ミディアムボディの赤ワインに仕上げています。
2090円  
ワインのご購入はこちら


基本情報

  • タイプ   赤ワイン
  • 味わい   ミディアムボディ
  • 容 量   750ml
  • 葡萄品種  メルロー、ブラッククイーン、マスカット・ベーリーA
  • 葡萄産地  長野、山梨
  • アルコール 11%

テイスティングコメント

少し青みを帯びた紫がかった赤。クリアで粘性は中程度。
香り ボリュームは中程度。濃厚な黒い果実とで少し甘みを帯びたフルーティーさが後から広がりを見せる。微かにローストしたバニラ香も相まって奥深さを感じる。
アタックはまろやかでボリュームのバランスも良く、収斂性のある酸味や腐葉土のニュアンス。余韻は中程度で上品なタンニンが全体を引き締めている。ミディアムボディの赤ワイン。
総評 和の食材、特に醤油ベースの調味料との相性が良く、煮魚やきんぴら牛蒡など少し油を使った料理と良く合う。和洋折衷、最初から最後まで楽しめる一本。

料理との相性

すめらぎ(赤)
醤油や味噌など日本古来の調味料との相性が非常に良い赤ワインです。特に赤身魚のお造りやきんぴらごぼう、煮魚など和食全般に最初から最後まで一緒に楽しんでいただけます。