和食に寄り添う、京都の白。
丹波ワインが育て続けるピノ・ブラン

30年以上にわたり京都・丹波で育ててきた、丹波ワインのフラッグシップ品種。素材の旨味を引き立てる、食卓のための白ワインをご紹介します。

ピノ・ブランとは?

フランス・アルザス地方をはじめ、ドイツやイタリアなどヨーロッパ各地で広く栽培されている白ワイン用品種、ピノ・ブラン。ドイツでは「ヴァイス・ブルグンダー」、イタリアでは「ピノ・ビアンコ」と呼ばれるなど、国によってさまざまな名前で親しまれています。

アルザスではリースリングの存在感が際立つ一方、ピノ・ブランは食卓に寄り添う親しみやすいワインとして長く愛されてきました。辛口のスティルワインはもちろん、クレマン・ダルザスなどのスパークリングワインまで、その表現の幅広さも魅力です。

ピノ・ブランは、赤ワイン用品種であるピノ・ノワールから自然に変異した品種とされています。房が松かさのような形をしていることから「ピノ(松)」と名付けられ、果皮の色によって、黒は「ノワール」、灰色は「グリ」、白は「ブラン」と呼び分けられています。

ピノ・ブランを使ったワインの魅力

シャルドネのような華やかさや、ソーヴィニヨン・ブランのような個性的な香りとは少し異なり、ピノ・ブランは穏やかで上品な味わいが魅力です。

その柔らかな個性は、辛口からやや甘口、スパークリングワインまで幅広いスタイルに対応し、どのタイプでも料理を引き立ててくれます。

フランス・アルザス地方では郷土料理「シュークルート」とともに、日常の食卓で親しまれる定番の辛口白ワイン。食事に寄り添うその性格は、日本の食文化とも非常に相性の良い品種です。

日本で育つピノ・ブラン

日本では北海道や山形などの冷涼な地域を中心に栽培されているピノ・ブラン。

一方で、西日本の温暖な気候で栽培しているワイナリーは多くありません。

丹波ワインでは約30年前から京都・丹波の地で栽培を続け、この土地ならではの個性を育んできました。冷涼産地とはひと味違う、京都ならではのピノ・ブランがここにあります。

京都丹波で育てる、丹波ワインのフラッグシップ

丹波ワインがピノ・ブランを栽培し始めたのは1980年代。

ドイツ・ガイゼンハイム研究所を通じて苗木を導入し、ショイレーベやルーレンダー、オルテガなどさまざまな欧州品種とともに栽培を続けてきました。その中で、京都・丹波の気候風土に最も適性を示した品種の一つがピノ・ブランでした。

以来30年以上にわたり栽培と醸造を重ね、現在では「和食に寄り添うワイン造り」という丹波ワインの理念を象徴する、フラッグシップ品種として位置付けています。

現在、自社農園では約50アール、約1,000本のピノ・ブランを栽培しています。

果皮が薄く雨に弱いこの品種は、病害が発生しやすく、栽培には細やかな管理が欠かせません。スタッフは毎日畑を歩き、小さな異変も見逃さないよう一本一本を観察しています。日々の積み重ねが、健全なぶどうを育て、品質の高いワインへとつながっています。

収穫は8月下旬から9月上旬。最適な熟度を見極めながら、すべて手作業で収穫します。

近年では北海道壮瞥の自社農園でも栽培をはじめ、京都丹波とはまた異なったピノ・ブランの可能性を広げています。

京都の食卓に寄り添う一杯

丹波ワインでは、ピノ・ブランの個性を生かした二つのスタイルを醸造しています。

ひとつは、樽発酵・樽熟成・シュール・リーによって仕上げる、奥行きのある辛口タイプ。繊細な酸とほのかな苦みが余韻を引き締め、素材の旨味を美しく引き立てます。

もうひとつは、ピノ・ブランを主体にショイレーベをブレンドした、果実味豊かなスタイル。樽を使わず、やさしい果実の甘みと伸びやかな香りを楽しめる一本です。

鰹と昆布の出汁を生かした椀物や炊き合わせ、焼き魚、湯豆腐など、素材の旨味を大切にする和食との相性は格別。
京都の老舗料亭でも採用され、コース料理を最初から最後までピノ・ブランだけで楽しまれるお客様もいらっしゃいます。

料理を引き立て、食卓に自然と溶け込む。

それこそが、丹波ワインが30年以上にわたりピノ・ブランを育て続けてきた理由です。

ぜひ京都・丹波ワインが育んだピノ・ブランを、ご家庭の食卓でもゆっくりとお楽しみください。

ピノ・ブランを使ったワイン

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