爽やかな香りときりっとした酸味が魅力の白ワイン用ぶどう「ソーヴィニヨン・ブラン」。世界中で栽培される人気品種ですが、実は日本国内でも、独自の進化を遂げているのをご存知でしょうか?
この記事では、世界と日本、そして京都丹波のソーヴィニヨン・ブランの魅力を、料理との楽しみ方も交えてご紹介します。
産地とワインの個性を比較
世界中で栽培されるソーヴィニヨン・ブラン
フランスの他、チリ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、アメリカのワシントン州やカリフォルニア州で広く栽培されており、カリフォルニアなどの一部のニューワールドではフュメ・ブランと呼ばれることもあります。
品種の特徴は何と言ってもその香りです。栽培される地域の気候によって、草やハーブのような香りから、甘くトロピカルな香りまで幅があります。
京都丹波で栽培したソーヴィニヨン・ブランは南方系のフルーツの香りと柑橘系の香りがより際立ちます。
味わいの違い
世界各国で栽培されているため、各地で実に様々な味わいのワインに仕上がっています。フランスソーテルヌなどは極甘口のデザートワインになったり、ニュージーランドでは辛口のスパークリングワインになったりと。丹波ワインではスティルワインの辛口に仕上げています。世界各国で醸造するワインの特徴としては香りを活かすため、樽を使ったワインが少ない傾向です。
日本ワインの個性を味わう

日本のソーヴィニヨン・ブランの産地と特徴
日本ではまだ生産量の少ない品種ですが、近年、山形・長野・北海道などの冷涼地域で注目が集まっています。
日本のソーヴィニヨン・ブランは、酸味がきれいで、過度に香りを強調せず、料理に寄り添うような繊細なスタイルが特徴です。まさに「和食に合う白ワイン」としてのポテンシャルを秘めています。
京都丹波ワインのソーヴィニヨン・ブランの特徴
京都丹波は、昼夜の寒暖差が大きく、果樹の糖度が上がりやすい土地。
丹波ワインではこの土地のテロワールを活かし、辛口の白ワインを醸しています。
甘味を感じるほど凝縮した果実味が特徴で、グレープフルーツの香りと、パッションフルーツ、レモン、メロンなどフルーツの香りが満ち溢れています。
和食と白ワインの相性とは?ソーヴィニヨン・ブランと料理の楽しみ方

ソーヴィニヨン・ブランと相性抜群の和食メニュー
ソーヴィニヨン・ブランは、料理との相性の幅が広い品種です。
酸味とハーブ感が、素材のうまみを引き立てるため、主張しすぎない味付けの料理とベストマッチします。
一例をあげると、お寿司によく合うといわれ、酢飯や白身魚の塩とレモンでいただくお造りなどによくあいます。また塩で食べる天ぷらなども相性がよく、和食全般に気軽に合わせていただける辛口白ワインです。
和食とともに楽しむ、京都丹波のソーヴィニヨン・ブラン
世界各地で親しまれているソーヴィニヨン・ブランが、ここ丹波で日本らしい表現へと進化しています。
和の食卓にしっくり馴染む1本として、日常の中の“ちょっといい時間”にぴったりのワインです。
数量限定でのリリースとなりますので、ぜひお早めにチェックしてみてください。