立春

青谷梅林

お正月からあっという間に1ヶ月が経ちました。
暦の上では「立春」
すでに春。
体感温度はまだ寒く、まだ雪がもうひとふりありそうな天気が続きますが、三寒四温で植物は確実に春に向けて冬眠から目覚めているようです。

青谷梅林
青谷梅林



京都駅から電車で30分。うぐいす色の電車に揺られ、宇治駅を過ぎたあたりから宇治茶の産地だけあって茶畑が広がり始め、城陽駅を過ぎたあたりから梅林が広がり始めます。

青谷梅林
青谷梅林



山城青谷駅から徒歩で約10分。柑橘類の実る民家の庭を横目に路地を抜けていくと青谷梅林があります。路地のマンホールはすべて梅文様。途中製茶場や和菓子のお店などフラフラ散策するにはピッタリの場所。青谷梅林までついつい寄り道が多くなりそうです。
青谷梅林
梅の開花にはまだ少し早く、例年2月下旬頃が見頃です。が、遠景で眺めると、すべての梅の木の先っぽがほんのりピンク色。小さな蕾がほんのり赤く染まり、陽気な日光の下ですでに春を感じさせてくれます。
毎年開花の時期には「青谷梅林梅まつり」が開催されます。今年は2月23日(土)~3月17日(日)まで。入園は無料なので一足早いお花見に出かけてみてはいかがでしょうか?

青谷梅林について


梅の産地として有名な城陽市の南部丘陵地に広がる京都府最大の梅林で、鎌倉末期には後醍醐天皇の皇子、宗良(むねなが)親王の歌に「風かよふ綴喜の里の梅が香を空にへだつる中垣ぞなき」と詠まれていたそうです。早春には約1万本の白梅の花が咲き、甘酸っぱい青梅の香りに包まれます。

京都青谷梅林の梅をつかったワイン

この梅の木ですが、城州白という品種で京都府下でしか栽培されていない特殊な白梅です。果実が大きめで塾した時の香りは南高梅とは違い、非常に繊細でクリアな青梅の香りがします。
南高梅はワインにするとできたては非常にフレッシュな味わいですが、熟成していくと梅酒のニュアンスがでてきて甘さが漂い始めます。
一方、この城州白梅はできたては酸味が強めで香りも穏やかですが、熟成するとともに深みを増し、まるで寒冷地のリースリングのようなアロマティックな香りと奥行きが出てきます。まさにワイン向けの梅の品種といえます。

相性の良い料理

山菜の天ぷらや白身魚のフリッター、サーモンのお造りなど少し油脂分のある料理に非常によく合います。少し甘みのある後味と軽快な酸味で洗い流してくれるので、中華料理などとも相性バツグンです。是非お試しください。
丹波ワインではこの京都産の城州白梅をつかったワインを2タイプ醸造しています。
今年は新たに限定醸造6000本で特別に「京都青谷にごり梅わいん」を作りました。
未経験のかたは是非一度お試しください!

京都青谷にごり梅わいん

青谷にごり梅わいん

京都青谷にごり梅わいん
鎌倉時代から続く京都府下最大の青谷梅林の梅を使いました。厳選された梅を使用し、ワイン酵母で発酵させています。青梅のアロマと濃厚な果実味がバランス良く、キレの良い酸味が全体を引き締めています。梅の果肉成分をボトル中に残したほんのり濁った梅ワインです。
2019年2月8日新発売
1000円(税別)


基本情報

  • 梅収穫年  2018年
  • 醸造本数  6000本
  • タイプ   梅ワイン
  • 味わい   甘口
  • 容 量   500ml
  • 梅品種   城州白梅
  • 梅産地   京都城陽青谷
  • アルコール 9%

テイスティングコメント

淡いグリーンがかった黄色。果肉のため軽く白濁している。
香り ボリュームは強い。甘酸っぱい香りが食欲をそそる。キャンディーを思わせる吟醸香に、青梅の豊かなアロマ。緑の草のようなすがすがしいニュアンス。エストラゴンのようなハーブ香りも感じられ、通常の「梅ワイン」より複雑。
中程度のアタック。甘口だが、強く爽やか酸によりすっきりした味わいに仕上がっている。果実味はとても豊か。ミディアム・ボディ。甘口。フィニッシュは中程度の長さで、若干の苦み、果肉の旨味が充実感を生んでいる。
総評 吟醸酒特有の個性や複雑味をそなえた一本。細かい果肉がまた目を楽しませる。食前酒および食後にフルーツと。

京都青谷梅わいん

城州白梅

京都青谷梅わいん
原料の「梅」に徹底してこだわり、厳選された京都青谷産の梅を100%使用した梅ワイン。和菓子にも使用される良質の梅で着色料や香料を一切使わず、ワイン酵母でアルコール発酵させています。青谷の梅は京都府南部に位置する青谷梅林で栽培され、府下最大の梅林として鎌倉時代から知られています。他の梅ワインにはない上品さと存在感のある風味をお楽しみください。
1000円(税別) 


基本情報

  • 梅収穫年  2017年
  • 醸造本数  5000本
  • タイプ   梅ワイン
  • 味わい   甘口
  • 容 量   500ml
  • 梅品種   城州白梅
  • 梅産地   京都城陽青谷
  • アルコール 9%

テイスティングコメント

無色透明に近い色合い。
香り ヴォリュームは強くクリーンな香り。キャンディーを思わせる吟醸香に、青梅の豊かなアロマ。緑の草のようなすがすがしいニュアンスと、酵母の香ばしい香り。ミネラルの風味も感じられる。
すっきりした軽めのアタック。シャープで爽やかな酸が引き締まった味わいを生み出している。甘みはそれほど強くないが、果実味は豊か。甘口。ミディアム・ライト・ボディで、フィニッシュには切れがある。心地よい苦みと若干の塩味なども感じられる。
総評 ブドウのワインに近い風味。原料梅の良さがストレートに反映された上級梅ワイン。食前酒および食後にフルーツと。

京都青谷産スパークリング城州白梅ワイン

京都青谷

京都青谷産スパークリング城州白梅ワイン
京都青谷の城州白梅を100%使用したスパークリングワインです。梅を原料としながらも、まるで寒冷地のドイツワインを思わせる高貴な味わい。青梅の豊かなアロマと若草のようなすがすがしいニュアンス。ミネラルの風味を感じ、軽快な酸味とボディを備えています。白身魚のムニエルや白味噌漬けなどと相乗します。
1600円(税別) 


基本情報

  • 梅収穫年  2017年
  • 醸造本数  5000本
  • タイプ   梅ワイン・発泡性
  • 味わい   甘口
  • 容 量   750ml
  • 梅品種   城州白梅
  • 梅産地   京都城陽青谷
  • アルコール 10%

テイスティングコメント

限りなく透明に近い色合い、かすかにグリーンを見て取れる。まるで上質なシャンパンのようなきめ細かな発泡が規則正しく立ち上がる。
香り ヴォリュームはミディアムだが、梅の豊かなアロマや草原やハーブのような清々しい香り。ミネラルや梅の種の部分のような複雑性も感じる。
アタックで感じるスッキリと引き締まった酸味が程よく余韻につながる。後口に広がる甘味は決して「べたべた」せずに程よく上品。それに加え発泡性のさっぱり感も上手く表現されている。
総評 乾杯や食前酒には間違いなくピッタリ!梅の風味や味わいのさっぱり感は食欲を誘う。品の良い和食の前菜や白身魚のお造りには料理を引き立てる。 また、食後のフルーツ特にメロンは好相性。
青谷梅林