良質のデラウェアを使用しました。発酵終了直前のワインを瓶詰めし、瓶の中で発酵を継続させることで、酵母が生み出した炭酸ガスがワインに溶け込んだ発泡ワインです。瓶内二次発酵ワインのようにデゴルジュマン(澱引き)をしていない無濾過のため、ぶどう由来の澱が残り、そのにごりが独特の風味を醸し出します。
打倒!「とりあえずビール」
暖簾をくぐって発せられるその一言。うらめしい・・・いや、うらやましい。
シンプルでいて、ビールに取って代われる、飲みやすいけれどしっかりしたワインができないものか? 最初の乾杯から楽しめるワインが造りたい! 酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加のおいしいワインを造りたい!!
そんな思いから試行錯誤を繰り返し構想から二年、亜硫酸塩無添加の微発泡にごりワインの「てぐみ」が生まれました。ワイン造りの原点に立ち返り、原料の品質にこだわり、果汁処理の工程で酸化抑止に気を付けて醸造。酵母のセレクト、速やかな発酵、タイミングを見計らってのボトリングまで、女性醸造家の内貴が細心の気遣いで醸造するワインの一つです。酵母由来の細やかな泡とにごり、シンプルだけど複雑味がある味わい深いワイン、それが「てぐみ」です。
最初のヴィンテージはタンクから1本1本手作業で瓶詰を行っていたので「てぐみ」という名前をつけました。
ラベルの泡紋様は女性スタッフによるデザインで、 発酵中のタンクで沸き上がる泡、グラスに注いだ時にはじける細やかな泡をイメージしました。柄杓は手でボトリングしていたので、お茶を入れる際に汲み上げる茶道具をいれました。