京都丹波タナ 2022|和食と響き合う稀少品種のフルボディ赤ワイン

丹波ワインから、新たに特別な赤ワインが登場しました。
その名も「京都丹波タナ 2022」。フランス南西部のマディラン地方を中心に栽培される、世界的にも稀少なぶどう品種「タナ」を使用した一本です。

タナという品種名は、「タンニン」の語源になったとも言われるほど。しっかりとした渋みと力強い骨格を持ち、長期熟成型の赤ワインに仕上がることで知られています。しかしその個性の強さゆえに、和食に合わせるのは難しいと考えられてきました。

このタナを京都丹波の自社農園で栽培し、一本一本丁寧に収穫。木樽でじっくりと熟成させることで、果実味ときめ細かなタンニンが調和した、繊細さを併せ持つフルボディ赤ワインに仕上げました。

2022年は気温・降水量ともにぶどうにとって理想的な条件が揃った年。収穫量も品質も申し分なく、凝縮感のある果実味と力強い構造が見事に表現されています。グラスに注ぐと深みのあるダークチェリーレッドの色合いが輝き、ブラックベリーやブルーベリーなど黒系果実の香りに、クローブやタイムといったスパイスのニュアンスが寄り添います。口に含めば、力強いアタックと豊かなタンニンが広がりつつも、決して荒々しさはなく、酸とのバランスが取れた上品な味わいが広がります。

特筆すべきは、その和食との相性です。例えば、赤身肉の旨味を引き立てる和牛ステーキやすき焼き、醤油や味噌を使った煮込み料理、山椒を効かせた和風ローストビーフなど、日本ならではの食文化と美しく調和します。まさに「和の食卓に寄り添うタナ」と呼ぶにふさわしい一本です。

生産本数はわずか2,991本。熟成によってさらに滑らかで奥行きのある味わいへと成長していくポテンシャルも秘めています。今すぐ開けて楽しむのはもちろん、特別な日の一本としてセラーで眠らせるのもおすすめです。

力強さと繊細さ、その両方を備えた「京都丹波タナ 2022」。ぜひ皆さまの食卓で、和食と共にその個性をお楽しみください。

京都丹波タナ 2022 750ml

京都丹波タナ

タンニンの語源にもなったと言われるタナ種を木樽で熟成しました。タンニンは非常に滑らかで、芳醇な果実味とのバランスが良いです。穏やかな余韻は濃厚さの中にも京都らしい繊細さを感じさせてくれるフルボディの赤ワインです。5500円
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基本情報

  • 葡萄収穫年 2022年
  • 醸造本数  2991本
  • タイプ   赤ワイン
  • 味わい   フルボディ
  • 容 量   750ml
  • 瓶 口   コルク
  • 葡萄品種  タナ86%、カベルネ・ソーヴィニヨン14%
  • 葡萄産地  京都府船井郡京丹波町
  • アルコール 12%

テイスティングコメント

濃いダークチェリーレッド、深みがある。清澄度・輝き良好。粘性強い。
香り ボリュームは中程度。ブラックベリー、ブルーベリー、カシス、プラムなど黒系果実の香りがイキイキと感じられ、タイム、グローブなどの樽香が穏やかに続く。
しっかりしたアタックでグリップがある。豊かなタンニンは口中に広がるが、きめが細かくこなれていて収斂性はない。果実味はしっかりあり、強めの酸も存在感があり中盤でタンニンと調和し引き締まったテクスチャーを生み出している。
総評 力強さだけではない洗練された上品なフルボディの辛口。余韻は中程度。サシの入った和牛ステーキ、しかっかりした味つけのジビエなどと。