35年の古木と、新たな挑戦。丹波ワインの2つのピノ・ノワール

同じ「ピノ・ノワール」という名前でも、その個性はひとつではありません。

丹波ワインでは現在、2つの系統・4種類のクローンを栽培しています。

35年以上守り続けてきたドイツ系ピノ・ノワール。そして、未来を見据えて導入したフランス・ブルゴーニュ由来のディジョン・クローン。

同じ畑、同じ京都丹波の風土で育ちながら、それぞれ異なる魅力を持ったワインへと育っています。

ドイツ系の紹介

丹波ワインで最初に植えられたピノ・ノワールは、ドイツ・ガイゼンハイム研究所へスタッフが研修に行った際に導入したシュペートブルグンダー系統です。

果実味と酸味のバランスに優れ、古くからドイツで愛されてきた代表的なクローンですが、房が締まりやすく雨の多い地域では病気のリスクも高いため、近年では植え替えが進む産地もあります。

丹波ワインでは、この系統を大切に守り続け、現在では樹齢35年以上の古木から収穫されたぶどうだけを使った「京都丹波ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ」としてリリースしています。

ディジョン・クローン

一方、新たに導入したのがフランス・ブルゴーニュで選抜された「ディジョン・クローン」です。

丹波ワインでは現在、777・828・943の3種類を栽培しています。

それぞれに個性があり、

  • 777は凝縮した果実味と力強い骨格
  • 828は豊かな果実味と美しい酸
  • 943は華やかな香りとエレガントな余韻

を持っています。

これらを組み合わせることで、京都丹波らしい繊細さと複雑さを備えたピノ・ノワールを目指しています。

長い年月をかけて育まれた古木が生み出す深み。

新しいクローンが描く京都丹波の未来。

同じ畑で育ちながら、それぞれ異なる個性を持つ2つのピノ・ノワール。

飲み比べていただくことで、クローンや樹齢の違いだけでなく、丹波ワインが40年以上積み重ねてきた挑戦を感じていただけると思います。

古木が育む深みを味わうなら「ヴィエイユ・ヴィーニュ2022」

樹齢35年以上の古木だけが生み出す、落ち着きと奥行きのある味わい

京都丹波の圃場で栽培した樹齢35年以上の古木のピノ・ノワールを1房ずつ手摘みし、木樽で19ヵ月間熟成させました。落ち着いた果実味と上品な樽香、タンニンに由来するほのかな渋みを感じることができます。

750ml・8800円

テイスティングコメント

淡いラズベリーレッド。清澄度良好でツヤあり。粘性は中程度。
香り ボリュームは強め。ストレートな赤系果実の香りがふんだんに感じられる。チェリー、ストロベリー、ラズベリー、ザクロなどの甘い香り。果実香ほど強くはないが、バニラ、グローブ、ロースト香などの樽香が広がる。
マイルドで柔らかいアタック。酸はやや強めだが、角が取れ落ち着いている。豊かな果実味はジューシーで柔らかく、比較的強いがキメの細かいタンニンとスムースなテクスチャーを形成している。
総評 穏やかな落ち着いた印象で全体的にきれいにまとまっている。洗練された味わいのミディアムボディの辛口。余韻はやや長め。白身肉の素材をいかしシンプルに調理した料理全般。鴨のローストなども。

基本情報

  • 葡萄収穫年 2022年
  • 醸造本数  1700本
  • タイプ   赤ワイン
  • 味わい   ミディアムボディ
  • 容 量   750ml
  • 葡萄品種  ピノ・ノワール
  • 葡萄産地  京都府船井郡京丹波町
  • アルコール 12%

京都丹波の“今”を味わうなら「京都丹波ピノ・ノワール2023」

ディジョン・クローンの個性が織りなす、華やかさとしなやかさを楽しめる一本

自社農園産ピノ・ノワールをフランス産小樽で熟成。
チェリーやラズベリーを思わせる赤系果実の香りに、ほのかなロースト香やスパイス香が重なります。

口当たりはなめらかで、やさしく広がる果実味としなやかな酸が特徴。
ミディアムボディながら奥行きがあり、飲み進めるほどに京都丹波の風土を感じられる味わいです。

価格:5500円

テイスティングコメント

明るいラズベリーレッド。輝き、清澄度良好。粘性は中程度。若々しく健康的な外観。
香りボリュームは中程度。華やかでストレートな赤系果実香がトップノーズから広がる。チェリー、ストロベリー、ラズベリー、プラムなど。ローズマリーなどグリーンハーブも顔を出し、ロースト香、グローブなどの樽香も穏やかに感じられる。
アタックは柔らかでスムースな口当たり。やや強めの酸はこなれた感じになっていて、マイルドなタンニンと、やや甘みを感じるふくよかな果実味と滑らかなテクスチャーを形成している。
総評シンプルで優しい果実味が心地よいバランスのとれたミディアム・ボディの辛口。余韻は中程度。熟成とともに複雑味が増していくのが楽しみな1本。塩胡椒でシンプルに調理した赤身肉。中華料理など。

基本情報

  • 葡萄収穫年 2023年
  • 醸造本数  1555本
  • タイプ   赤ワイン
  • 味わい   ミディアムボディ
  • 容 量   750ml
  • 葡萄品種  ピノ ノワール
  • 葡萄産地  京都府船井郡京丹波町
  • アルコール 13%

年月が醸した京都の泡「京都ワイン(ロゼ) スパークリング 2017」

ディジョン・クローンで醸造した瓶内二次発酵

グラスに注がれた瞬間、立ちのぼる繊細な泡。

京都丹波の自社農園で育てたピノ・ノワールのみを使用し、伝統的な瓶内二次発酵製法によって醸造しました。

収穫から長い年月を経てなお失われることのない果実味。
熟成によってのみ得られる奥行き。
そして、京都丹波のテロワール。

京都丹波の芳醇な気候と土壌が備える豊かさを追求した、丹波ワインの逸品です。

テイスティングコメント

淡いグリーンがかった黄色。輝き、清澄度ともに良好。粘性は中程度。健全な外観。
香り ボリュームは中程度。フレッシュでクリーンなアロマ。グレープフルーツ、レモン、ライム、洋梨、フレッシュなリンゴ、カシスなど。
すっきりとしたアタック。酸はイキイキとしてキレがあり強めだが、やや甘みを感じる果実味とバランスよく、ジューシーで軽快なテクスチャーを形成している。余韻は中程度でキレが良い。
総評 軽快にグビグビ楽しめるスッキリ爽やかなミディアムライトボディの中辛口。レモン塩で食する魚介の天ぷら、マリネ、きずしなど。

基本情報

  • 葡萄収穫年 2017年
  • 醸造本数  472本
  • タイプ   ロゼワイン・発泡性
  • 味わい   辛口
  • 容 量   750ml
  • 瓶 口   コルク
  • 葡萄品種  ピノ・ノワール100%
  • 葡萄産地  京都府船井郡京丹波町
  • アルコール 11%
  • 添加物   酸化防止剤(亜硫酸塩)